赤嶽 赤嶽

#04

赤嶽

Story

「赤嶽(あかだけ)」は、一般社団法人小豆島クライミング協会と共に、香川県小豆島で発見された未知の岩場「赤嶽」の物語を全世界へ広めるプロジェクト。クライマーの魂を揺さぶるスポットとしてのポテンシャルを最大限に活かす為、赤嶽の魅力をマーチャンダイズを通じて発信し、クライマーだけでなく多くの人々に知ってもらう試みである。

課題

クライマー人口の制約
日本でのクライマーの総人口は約60万人。
クライマーへの市場アプローチだけではなく、一般の人々や地域住民も巻き込むことで、より広範囲の市場とコミュニティの支持を取り込む必要がある。

マーチャンダイジングの活用
伝統的なクライミンググッズとは一線を画す、
クライマー以外の一般の人々にも魅力を感じてもらえるマーチャンダイズの制作が必要。

資金調達の困難性
赤嶽のエリア開拓にはかなりの費用がかかる。
資金の確保が大きなハードルとなり、プロジェクトの進行を妨げる可能性がある。

在庫管理の問題
商品を販売する際に、必要な在庫数を見積もる事が困難。
売れ残りの在庫の処分や追加の在庫確保が必要な場合の対応策が求められる。

 

解決策

クラウドファンディングの実施
赤嶽エリア開拓のストーリーとビジョンを共有し、
多くの人々からの資金的なサポートを募る。

地域性とアートを融合させたマーチャンダイジングの提供
通常のTOPO(岩場ガイドブック)とは一線を画す、一般の人でも手に取りやすい雑誌形式のTOPOを発刊。

クリエイティブなデザイン
TOPOのデザインには、画家の竹内俊太郎氏を起用。
目を惹く土着感のあるイラストを使用し、アウトドア愛好者やクライマーだけでなく、美術やアートにも興味を持つ人々にとっても心を打つ存在となる、地域性とアートを融合させたTOPOを制作。

短期間でのディレクション
Tシャツのデザインを手がけたのは、NIGO®︎氏に師事しアパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザイナーを経て独立、現在はマルチクリエイターとして活躍するハイロック氏率いるハイロックデザインオフィス。
独自の知識と経験により、短期間でのデザイン制作が実施可能かつ、品質の担保が可能に。

イベントの開催
クライマー人口の制約への対応として老若男女、障害を持つ人、小さな子供も一緒に楽しめるイベント「瀬戸内JAM」を開催。

CSSとの提携
当初はクラウドファンディングのリターンとしてマーチャンダイズグッズを提供。
残りの在庫は、CSSのプラットフォームを通じて追加販売を行う。
これにより、在庫の適切な管理と追加の販売チャネルの確保を実現する。

 

結果

一般人でも馴染みやすい商品の制作に成功し、岩場の知名度と魅力を広めることができた。特にクラウドファンディングで支援した人々からの反響が良好となり、顧客満足度が向上。

 

展望

未来へのビジョンとして、小豆島を「世界に誇るクライミング島」とするための継続的な取り組みを行う。クライミングエリアの維持・発展のために、クライマーだけでなく、多くの人々や地域住民の協力と支援を得ながら、さらなる進化を遂げていきます。

 

 

Collection

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